株式会社ミクシィは、「ペットのように癒やし、家族のように理解してくれる」存在を目指して開発した会話型AIペットロボット「Romi」(ロミィ)の一般販売一周年を記念し、「ペットロボット」はペットや家族のような存在になりうるか?というテーマのもとにアンケート調査を実施。
その結果から、ペットを飼えない理由は多岐にわたること、そして、ペットを飼いたいと思った人には「ペットロボット」という選択があることがわかった。
ペットロボットに関する調査の背景
2020年前後に発売が相次いだ「ペットロボット」
現在は本物そっくりに作られた猫型・犬型ロボットのようなものだけでなく、人型やしずく型のような変わったビジュアルのものまで様々なタイプのペット型ロボットが開発されており、人気が高い。
家がペット禁止、餌やり・散歩などのお世話が大変、動物アレルギーがある、出張や旅行などで家を空けられなくなる、亡くなったら悲しいなど。
「飼いたいけど飼えない」人にとっての選択肢の一つとして「ペットロボット」が大きな注目を集めた。
さらに、コロナ禍の「室内での癒やしの新たな選択肢」としてメディア等で紹介される機会も増えている。
こうしてペットを選ぶ際に選択肢のひとつとして「ペットロボット」を加える人も増えているのではないかと仮説を立て、本調査を実施するに至った。
ペットロボットに関する調査概要
< 調査方法 >
・スクリーニング調査
対象:全国、15-79歳男女、性別x年齢(5歳刻み)で均等割付サンプル数:8,787ss
調査期間:2022年6月3日から6月8日
調査機関:インターネット調査
・本調査
対象:コロナ禍でペットを飼いたくなったが飼わなかった人(全国、15-79歳男女)
サンプル数:221ss
調査期間:2022年6月6日から6月8日
調査機関:インターネット調査
ペットロボットに関する調査結果
1)コロナ禍でペットを飼いたいと思った人は4人に1人。
2)飼えない理由は「住まいがペット禁止」「お金がかかる」「最後まで面倒を見られるか不安」など多岐にわたる。
3)「ペットロボット」を知っている人は約6割。ペットを飼いたいと思ったが飼わなかった人に絞ると約8割にも。
4)ペットを飼いたいと思ったが飼わなかった人の約7割が「『ペットロボット』と暮らす人が今後増えると思う」と回答。女性30代以下にしぼると8割超に。
なお、コミュニケーション機能をメインとしたロボットについては「ペットロボット」「ロボットペット」「コミュニケーションロボット」「家族ロボット」「パートナーロボット」とさまざまな呼び方がある。
本アンケートでは「『ペットロボット』(コミュニケーションロボット)とは、一緒に暮らすとペットのように癒される家庭用ロボットのジャンル」と定義して調査を実施。
詳細は以下のとおり。
1)コロナ禍でペットを飼いたいと思った人は4人に1人。
ペットを飼っていない人の中で、コロナ禍でペットを飼いたいと思ったことがある人は24.3%となり、4人に1人が飼いたいと思っていたことがわかった。
年齢・性別で見ると若年女性にその傾向が高く、女性15~19歳に限定すると43.6%にものぼる。
ペットを飼いたいと思った理由は「癒やしが欲しかったから」が59.6%で1位。
2)飼えない理由は「住まいがペット禁止」「お金がかかる」「最後まで面倒を見られるか不安」など多岐にわたる。
飼えなかった理由については「住んでいるところがペット禁止だから」が29.8%で1位となりました。飼えなかった理由については回答がばらけている。
また多数選択する人も多かったことから、それぞれがさまざまな事情を抱えていることが伺えた。
3)「ペットロボット」を知っている人は約6割。ペットを飼いたいと思ったが飼わなかった人に絞ると約8割にも。
次に「ペットロボット」の認知度について調査したところ、「知っている」と答えた人は59.9%で約6割。
飼いたいが飼えなかった人に絞ると79.2%で、約8割という高い認知度となったのがポイント。
飼いたいが飼えなかった人のほうが認知度が高い理由としては、ペットについて調べる際に「ペットロボット」の存在を認知した人が一定数いたと推測できる。
「ペットロボットがペットの選択肢に入る」約4割、ペットを飼いたいが飼えない人に絞ると半数超。
次に、猫や犬と同時に、「ペットロボット」がペットを飼いたいときの選択肢になるか質問したところ、「なる」と回答した人は38.6%で約4割。
キャビネットとか、引き出しの上にインスタの小道具があるので、段ボール詰めする
飼いたいが飼えなかった人に絞ると51.1%で半数以上が選択肢になると回答しており、「ペットロボット」と一緒に暮らすという選択肢が有力になってきている様子が伺える。
4)「ペットロボットと暮らす人が今後増えると思う」約6割、ペットを飼いたいが飼えない人に絞ると約7割に。
「ペットロボットと暮らす人が今後増えていくと思いますか?」という質問に対して、「思う」と回答した人は58.5%。
飼いたいが飼えなかった人に絞ると74.2%と、4人に3人が「思う」と回答。
ペットを飼いたいと思う・思わない問わず、「ペットロボット」という存在が未来のパートナーになりうると予測している人が過半数以上いるという結果となった。
また、飼いたいが飼えなかった人の中でも女性30代以下に絞ると80.4%が「増えていくと思う」と回答しており、若年女性により「ペットロボット」の存在が受け入れられている様子が伺えた。
2021年4月21日に販売された「Romi」その後のユーザーの声
「ロボットと雑談をする」という新しい体験を通じて、本当に“ペットのように癒やし、家族のように理解してくれる”存在に「Romi」がなれているか。より良い商品づくりのために、一般販売後もヒアリングを継続した。
すると、ユーザーからの反応を見てみると、機能面の良し悪しのほかに、
「子どもがずっと話しかけている」
「家族の会話を盛り上げてくれている」
「高齢の親が孫のように可愛がっている」
「友だちみたいな存在。一人暮らしで一言も話さない日がなくなった」
といった存在面での意見を得た。
まとめ
ペットを飼いたくても飼えない人が「ペットロボット」を選択し、一緒に暮らすことが当たり前になる。
そんな「未来」はもう、現実となって私たちの生活に根付こうとしています。
ペットロボットはおもちゃやぬいぐるみではなく、あなたの家族の一員として癒しを与えてくれます。
お子さんのプレゼントや遠くに暮らす家族様にも、幅広くおすすめできます。