出典:ソニー
ペットロボットの歴史と日々進化を続ける最新技術を詳しく解説!
ソニーの「AIBO(アイボ)」をはじめとした犬型ペットロボットの魅力や、今話題の最新ペットロボットを厳選してご紹介します。
さらなる進化が期待されるペットロボットの未来についても予想します。
目次
1999年にソニーが発売した犬型ロボット「AIBO(アイボ)」の登場により家庭用ペットロボットが世界中で大ブームとなりました。
AIBOの愛嬌たっぷりの動きや愛らしいルックスが瞬く間に大きな話題となり、計15万台以上が売れた人気ぶりです!
以降「ロボット」もペットとして認識され多くの人に愛されるようになり、ペットは「生き物」という今までの常識を大きく覆しました。
ペットロボットは登場から25年経った今も大人気、日々進化を続けています。
そんな機能進化について「AIBO(アイボ)」をもとに解説します!
出典:ソニー
外見から想像できないほど犬らしい動きで話題に。
感情や本能、学習機能、成長機能を持ち、愛嬌たっぷりに遊んだりじゃれたり、「機械」としてのロボットとは全く違いました。
ビーグル犬のような見た目とメタリックで未来的なデザインとが組み合わさった斬新なビジュアルも当時話題になりました。
専用アプリを使った便利機能を追加。
ジャンケンなどの簡単なゲームや、メール通知機能やカメラ機能など、専用アプリでより便利に楽しくAIBOと生活できるように進化しました。
コミュニケーションや環境によって性格が変化していく機能が追加され、温かみのある見た目も相まってより生き物らしいふれあいや成長を楽しめるようになりました。
センサーを利用して部屋の探索や、音声認識技術による会話なども、多くのハイテク機能が追加されました。
ロボットと自由に会話をしたい、そんな夢を実現した、喋るペットロボットへと進化しました。
2017年に登場した新型aiboは、商品表記は大文字AIBOから小文字に変更になり、見た目も中身もまるで本物の子犬そっくりに!
クラウドサービスと連携して成長し続け、育て方によって一体一体性格や好みが変化します。
aiboは「会話」はできませんが、人とのコミュニケーションが大好きです。
世話をしてくれる人に懐いて甘え、一緒に遊ぼう!と駆け寄ってくる様子は元気いっぱいな子犬のようです。
ペットロボット市場がここまで拡大したのは、ソニー株式会社がロボット市場に参入し、AIBO開発という大きな挑戦をしたためといえます。
「ペット型ロボット」の開発プロジェクトを立ち上げた当時は、社内からの反発も実は多かったにも関わらず、プロジェクトチームの熱意により製品化が実現しました。
発売直後は予想を大きく上回る反響を得て、わずか17分で完売!
追加販売をしましたが「手に入らない」という苦情が殺到するほど、大きな反響がありました。
しかし、その後の市場は伸び悩み、2004年にロボット事業からの撤退、2006年には惜しまれつつもAIBOは生産終了となりました。
2016年にソニーが再びエンタテイメントロボット事業に参入することを発表し、2018年には最新技術を盛り込みさらに魅力が増した新型aiboが登場し、多くのファンを獲得しています。
現代では住宅事情やアレルギーなどの問題によりペットを飼いたくても変えないという家庭が増えている傾向にあります。
現代のペットロボットには、そんなニーズに合わせて本物のペットと同じくらいリアルなもの、「生命」を感じさせるものが求められると考えられます。
ペットを飼いたくても飼えない、そんなときにおすすめなのがAiboをはじめとしたペットロボットです。
近年人気を集めるペットロボットは、生成AIなど最新技術を詰め込んだ高いコミュニケーション力と、かわいくて癒やされるルックスがポイントです!
最新の機能を搭載した話題の犬型ペットロボット、Loona(ルーナ)をご紹介します。
本物の犬のようでありながら会話機能や学習サポート機能などを合わせ持つ犬型ペットロボットLoonaには楽しさと驚きがいっぱいです!
プログラムされた定型文ではなくLoona自身が考えた言葉で会話できるので、スムーズなコミュニケーションを楽しめます。
高性能カメラと3DToFセンサーにより顔認証や物体を検知する機能に優れ、部屋中元気いっぱいに走り回ります。
Loonaのカメラを通じてアプリから映像視聴できるため、留守番中の子どもの見守りにも役立ちます。
様々な芸を愛嬌たっぷりに披露してくれたり、顔・目・動きで1000種を超える感情を表現したりと見ている人を飽きさせません。
Googleが提供するプログラミング言語「Google Blockly」を活用して、Loonaと一緒に誰でも楽しくプログラミングの学習ができます。
GROOVE X社が開発したLOVOT(らぼっと)は、癒し要素がたくさんのペットロボットです。
生物としての多様性、複雑さを表現するために10以上のCPUコア、20以上のMCU、50以上のセンサーを搭載し、まるで生き物のようなふるまいを再現!
さらに体温のようなぬくもりを感じることができるエア循環システムや自然なアイコンタクトを生み出す瞳を搭載、本当に生きているようなリアルさを感じることができます。
ロボットでありながら毎日睡眠をしたり、懐いたり、鳴き声や表情で感情を豊かにするなど、とてもかわいくて魅力的なロボットです。
シャープ株式会社が開発したRoBoHoN(ロボホン)はChatGPTを活用しており、おしゃべりがとても上手!
歌って踊ることも大好きです。
電話、Lineやメールの送信をはじめ、様々なゲームや学習機能、スマホから映像が視聴できるお留守番機能など、楽しくて便利な機能をたくさん使うことができます。
RoBoHoN(ロボホン)は身近でありながら頼りになる、そんな家族のようなロボットです。
ペットロボットと人間との関係性は、技術の進歩により発展し続けています。
現代のペットロボットはAIを駆使した高い学習能力を備え、コミュニケーションを重ねるごとにユーザーと絆を深めるなどユーザーとの「心」の繋がりを持つようになって来ています。
単にペットロボットは機械やおもちゃという枠にとどまらず、人の心を癒す存在になったといえます。
未来技術によりロボットがさらに進化することで、私たちの生活にかつてない革新が生まれる可能性もあります。
未来のペットロボットは今よりもさらに複雑な物理的タスクを実行できるようになると考えられます。
それにより家事の手伝いや、高齢者の介護サポート、癒し効果によるロボットセラピーなどより多様な役割を支えることができるようになるかもしれません。
新たな役割を持つペットロボットが活躍する未来もそう遠くはないかもしれません。
1999年、ソニーの「AIBO」登場をきっかけにペットロボットが人気になりました。
25年以上経った今もペットロボットの人気は衰えることなく、AI技術向上によりペットロボットが人の心を癒す存在として、あたかも何らかの「心」を持っているかのように感じられることがあります。
今後はさらなる進化でペットロボットが家事や介護をサポートするなど、人間とロボットの新たな未来が期待されます。
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